オフプライスストアの「元値」の罠
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こんにちは、四十肩ママです。
前回の記事で紹介した熊野油脂さんのクレンジングオイル
実店舗ではあまり見かけないのですが、某オフプライスストアで遭遇しました。
↓某オフプライスストアの販売価格
| 希望小売価格 | 1320円 |
| 割引率 | 33% |
| 税込価格 | 879円 |
| 単価 | 1.758円/1ml |
※調査時の情報です
↓公式ストアの販売価格
| 税込価格 | 1000円 |
| 容量 | 500ml |
| 単価 | 2円/1ml |
※2025/10/17時点の情報です
さすがオフプライス!公式ストアより安いじゃないか!
まあ、それはそうなんですが、ちょっと「希望小売価格」のところに注目してみてください。
| 公式ストアの販売価格 | 1000円 |
| オフプライスストアの希望小売価格 | 1320円 |
「公式ストアの販売価格=希望小売価格」ではないのはわかります。
が、、なんだろう、公式で1,000円で販売されてるのに、「元は1,320円です!」って出されるの、ちょっとモヤモヤしませんか?
そもそも、この『希望小売価格』って何なんでしょうか?
【消費者を混乱させる「希望小売価格」の正体】
まさに、このモヤモヤこそが「お得」に目がない気持ちを逆手にとった、価格表示のカラクリなんです!
【「定価」と「希望小売価格」は別物】
まず前提として、本やCDのような「定価」(値引きが禁止された価格)と、よく見る「希望小売価格」は全く違います。
「希望小売価格」はメーカーの"『この価格で売ってくれたら嬉しいな』という希望"でしかありません。
オフプライスストアは、あえてこの高い『希望価格(1,320円)』を基準にして、「33%OFF!」と表示する。これを見ると「半額近い!」と錯覚しちゃうんですね。
じゃあ、この商品が本当にどれだけお得かを知るには、どう計算すべきでしょうか?
- 実質的な定価:メーカーが公式ストアで売っている税込価格 1,000円
- オフプライス価格(税込):879円
1,000円が879円になったわけですから、実際の割引率は約 12.1%OFFです。(1 - 879/1000 = 0.121)
もちろん、約12%OFFでもお得なのは間違いありません!
ですが「33%OFF」という派手な数字とはだいぶ印象が違いますね…
【結論】 オフプライスストアで買い物をする時は、値札の割引率に騙されず、必ずメーカーの公式価格やAmazon、楽天での最安値をチェックしてから買うべし!
それではまた、よりコスパを求めて!